バルサミコとは?

バルサミコ酢とは

バルサミコ酢は、ぶどうの果汁を煮詰めた「モスト・コット」と呼ばれる濃縮させたぶどう液を、木樽の中で、長期間発酵させることによってつくるぶどう酢です。

イタリアの特産品であり、イタリア語で、”芳香がある”という意味で、原料は『ぶどう』の濃縮果汁のみです。

日本では、バルサミコ酢とワインビネガーが混在したかたちで販売されているのが現状ですが、ワインビネガーはワインに酵母を加えてアルコール発酵させて、人工的に「乳酸菌」を添加して発酵させてつくったお酢です。

一方で、バルサミコ酢は、ぶどう果汁を煮詰めて濃縮し、木の樽に入れて「自然発酵」させたものです。水分の蒸発に合わせて、樽の大きさや材質を変えて熟成をさせていくイタリアモデナが誇る独特の製法によりつくられます。香り高い複雑な味わいと、樽での熟成によった、上品な香りとやわらかな酸味、そしてコクと独特のまろやかな甘みをおたのしみください。

伝統的バルサミコ「バルサミコ・トラディショナーレ」とは

伝統的バルサミコとは、モデナ産、もしくはレッジョ・エミリア産、アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレがまず一つ目です。生産できるのは世界広しと言えども、イタリア、エミリア・ロマーニャ州のモデナとレッジョ・エミリアという小さな地域に限定されます。生産地はEUの法律により守られており、生産方法や原料など細かに規定が設けられています。 現在は、アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ・ディ・モデナ DOPもしくは、アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ・ディ・レッジョ・エミリアの2つの地域が登録されています。最低でも12年の熟成期間の規定があるため、大変高価です。規定で禁止されている、保存料、酸化防止剤は一切使用していませんが、分析時に検出される可能性があるため、天然の亜硫酸塩の記載がされていることがあります。

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